基本情報
沙羅姫牡丹hy エケベリア属(父方が誰だかわからないので別の属の子との交配の可能性があるので仮)
沙羅姫牡丹hyつまり母方:沙羅姫牡丹で父方がどの子か分からない子。hyはハイブリッドの略称でそういう意味らしい。表記はhybってなってる場合もあることもあるけど意味は同じっぽい。
王冠ラベルで有名な吉坂包装さんのところの子。あんまり沙羅姫牡丹感は感じない。どちらかと言えばオリビアみたいな形状をとっているように思える。まぁ、コンパクトな株姿で小さな葉が沢山ってのは沙羅姫牡丹と似てると言えば似てるけど、葉色もそんなに似ているように感じないし父方の影響が強いのかもしれない。でも、可愛いっちゃ可愛い。
後で知ったけど、沙羅姫牡丹って名前でも顔違いの子が結構いるみたいで、この沙羅姫牡丹hyに似た顔の子もいた。
成長も遅くはなく当地では冬は最低気温が氷点下の時と降霜の予報が出た時だけ不織布の2枚重ねを被せてやっただけで、屋外での夏越し冬越しが出来たので弱くも無いと思う。
2年目の梅雨明け前後に5株中2株に腐れが出てしまいそのまま葉がバラバラになって枯れてしまった。特に蒸れに弱い傾向があるのかもしれない。今後は土の粒度が荒く水捌けのさらに良い土にして様子を見ようと思う。
花の蕾はイチゴの様な形でそれが鈴生りに連なっている。花茎はミョーンと伸びて傘の柄のような曲がり方をしていて、花茎に付く葉は先の尖った人の爪みたいな形をしていて株元の方はあまり付いていなくて先端の方に集中して付いている。
まだ葉はもいでないけれどもぎにくそうな感じはしないし、葉挿しにした子は全て発芽発根したので葉挿しは簡単な部類なのかもしれない。
生育タイプ:春秋型
生育適温:10~28℃(仮)
耐寒気温:-1℃(仮)取り敢えず最低気温-1.5℃は耐えてくれた
日照:6/10(仮)午前中は日が当たり、午後からは明るい日陰になる所に置いているけど特に問題は無さそう
水分要求度:2/10(仮)下葉が少しシオっとしたぐらいで水を上げるぐらいで良さそう
肥料要求度:3/10(仮)少しはあったほうが良さそう
被害:2株
被害内訳:2022年夏 腐れ 2 恐らく蒸れが原因。星になる。
2021年3月30日~ 葉挿しスタート
葉挿しでスタート(5枚)。セルトレイに葉挿し用土を入れ、そこに葉っぱの株元の方が軽く隠れる程度に挿して、針金をU字に曲げたピンで固定。1週間後から根が出ているとか関係なく水やりスタート。根が出るまでの水やりの頻度は土が乾く、3日おいて水をちょろっとやるの繰り返し。置き場所は朝のうちの2~3時間以外は日陰になる所。
芽が出て株の直径が2cmくらいになったところで6cm白スリットポットに植え替え。土は小苗用土を使用し、肥料にマグァンプK中粒を4粒と病害虫予防にオルトランDXを混ぜて植え付け。水やりは3日後からスタート。鉢底から水が流れ出るまでしっかり水やりして、その後は土が乾いて下葉がシオっとしてたら鉢底から水が出るまでしっかり水やりを繰り返した。夏場も余り水切るようなことはせず意図せずに雨に当たることがないようには気をつけて管理した。それでも雨に当たってしまったときはなるべく早めに成長点付近に溜まった水はハンドブロアーを使って水を吹き飛ばすようにした。置き場所は午前中は日が当たり、午後からは明るい日陰になる所。
冬場は寒さ対策にリキダス2000倍希釈液を水やりを兼ねてあげている。
2022年3月15日~ 写真2点 植え替え 6cm白スリットポット ➡7.5cm白スリットポット
植え替え前
まだ鉢サイズいっぱいに育ったわけではないものの、他の葉挿しにした子と同様にこのサイズで既に花芽を付けているので今の鉢では窮屈だからこれ以上大きくなれず、花芽を付けてしまったのか?それともこの子はこのサイズで大人サイズである意味普通のことなのか?まだまだ大きくなれるけど気候条件などの条件が合えばあまりサイズに関係なしに花芽を付けるのか?判別がつかないので取り敢えず1鉢だけ鉢増ししてみることにしてみた。
作業内容:植え替え(鉢増し)6cm白スリットポット➡7.5cm白スリットポット
土を丁寧に落として、枯れ葉を取り除き根を軽く整理した後に長さ4cm程度に切り詰めてから植え付けた。他にも保険株はあるし、どこまで大きくなれるかが見たいので葉はもがなかった。水やりは3日後からスタート。
鉢:7.5cm白スリットポット
土:小苗用土
肥料:マグァンプK中粒を人差し指と親指で一つまみ土(下層)に混ぜ込んで使用
使用薬剤等:オルトランDXを土(上層)に混ぜ込んで使用
植え替え後
大分鉢サイズに余裕が出た。母方の沙羅姫牡丹はプレステラ90型に植えているけれど株の直径はせいぜい7cmそこそこで成長が落ち着いて株元から茎がにょんっと伸びて子株を付けているからサイズはその辺が上限なんじゃないかなと思っているので、サイズ的に母方似ならこの鉢サイズでMAXのサイズまで育つことが出来るんじゃないかと思う。この鉢で鉢いっぱいまで育ったらその時はまた鉢増しして見ようと思う。
2022年4月13日 写真2点 花芽の様子
前回の撮影から1ヶ月弱。花芽がミョーンと伸びた。もう少ししたらカットする予定。
花茎はミョーンと伸び傘の柄のような曲がり方をしていて、花茎に付く葉は先の尖った人の爪みたいな形をしていて株元の方はあまり付いていなくて先端の方に集中して付いている。花の蕾はイチゴの様な形をしていて鈴生りに並んでいる。
2022年6月27日 写真2点 腐れ発生
端的に言ってかなりヤバそう。今までと違って本体の株の方の葉にまで大きなダメージある。もうちょっと早めに気付ければなぁとは思うものの色弱のわっちには色味の変化が分かりづらく苦手な色味の変化だといよいよ分かんないんだよなぁ。まぁ、保険株はあるし、んな事気に病んでもしゃあないのでこの子には悪いけど経験値になってもらう。取り敢えず痛んだ葉を全て取り除く。
そうするとやっぱりと言うか株元から子株が吹いていてそこから腐れが進行した様な感じ。まだハリのある葉も左右に動かしてみて取れそうな感じがしたら取り除いていった。原因となったであろう子株の付け根のところを炙ったデザインナイフでカット。
切断面は微妙な色味。これ以上はどうしようもないので切断面にトップジンMペーストを塗ってその後に株全体にベニカXファインスプレーを吹き付けて作業完了。
この子は星になっちゃうかもなぁ。作業中にもいだハリがある葉も一応葉挿しできるか試してみることにする。
この後、6月30日の朝のタニパト時に葉が全て散って枯れているのを発見した。やっぱり本体に腐りが入るとダメっぽい。もいだ葉も十数枚あったが2枚を残し全て枯れてしまった。おそらく見た目では気付きにくいダメージがあったものと思われる。残った2枚の葉はまだハリを維持できていたのでラップ挿しにした。
7月9日 写真2点 腐る
昨夜のうちに降り始めた雨に多肉が濡れていたので朝のうちに成長点に溜まった水を反動ブロアーで吹き飛ばして扇風機を置けるところでは風を回して蒸れ対策をした。したのに夕方見てみると色がおかしいのが・・・
あぁあ・・。アカン。でも、成長点付近は大丈夫?取り敢えず鉢から抜いてダメな葉っぱを取り除いてみよう。
下の方は全部やられてるっぽいなーと葉をむしっていると全部の葉がバラバラに・・・。それでも成長点付近のごく小さな葉のところが残っていたのでカットして挿木にできるかな?と思ってデザインナイフで切ろうとしたら茎の感触が変。張りが無くグニッとしてる。こりゃダメだなと思ってナイフの背の方で押さえてみると茎から水分が滲み出した。どうやら茎全体に菌が入りきって表面組織が軟化していたんだと思う。まだ保険株が残っているもののこの子は一番いい感じに育っていた子なので残念。もしかするとこの子は蒸れに特に弱いのかもしれない。他の子の次の植え替えからはもっと粒度の荒い水捌けの良いものに変えよう。
バラバラになって取れた葉は一応取っておいて葉挿しに出来るものがあるか試してみようと思う。転んでもタダでは起きない生命力を見せて欲しい。
使用資材等