基本情報
姫秀麗（姫秋麗） グラプトペタルム属
若干大味な印象のあるグラプトペタルム族の中では細かな葉がツブツブしていて繊細な感ある株姿。幹立ちしやすい性質とかと合わせてみるとセダムっぽい育ち方をしていて虹の玉と同じ様な感覚で管理しているけど特に問題は感じない。寄せ植えなんかに使い勝手が良さそうな感じがする。
触っているとすぐにポロポロと葉が落ちるけど時期さえ良ければ落ちた先で勝手に葉挿し苗になっているほど葉挿し成功率は高い。挿し芽でも簡単に増えるので、この辺の増やし方も虹の玉と同じ様な感じでOKっぽい。むしろ虹の玉よりも発芽発根の反応が良い気すらする。
春に白い星形の花が咲く。花弁は５枚だけど雌しべ、子房は４つのものと、５つのものが混在している。ちょっと不思議。
生育タイプ：春秋型
生育適温：10～28℃（仮）
耐寒気温：-1℃（仮）取り敢えず最低気温-1.5℃は耐えてくれた
日照：７/10（仮）建物南側の軒下（西日は当たらない）に置いているけど特に問題は感じない
水分要求度：４/10（仮)下葉が少しシオっとしたぐらいで水を上げるぐらいで良さそう
肥料要求度：４/10（仮）少しはあったほうが良さそう
2021年1月16日～ 葉挿しスタート
葉挿しでスタート。５枚の葉を育苗箱に鹿沼土の微粒だけを敷き詰めた所に葉の株元の方だけ土が被る程度に横向きに挿した。根が出てくるまで水をやらずになるべく暖かく明るいところで管理。根が出てからはさっと水をやる、5日ほどおく、またさっと水をやるのを繰り返した。芽が出てからも水やりは同じように管理したが、置き場所は春の間までは日の当たるところに移した。
小さな葉なのに全て発芽発根したもののサイズ的にはまだ小さかったけれど同時期に育苗箱に挿した他の子の植え替えが進んだので育苗箱を空ける為にこの子も植え替える事にした。 ピンセットを使って丁寧に株を掘り上げて根が掴んだ土を落としてから、プレステラ90型（モスグリーン）の下半分にボラ土小粒を入れて、残り半分を小苗用土を入れマグァンプK中粒ひとつまみとオルトランDXをそこに混ぜ込んだ後にサイコロの５の目状に並べて植え付けた。水やりは３日後からスタート。鉢底から水が流れ出るまでしっかりやった。その後は土が乾いて５日くらいしたら水やりをするのを繰り返した。植え替え後置き場所を建物南側軒下（西日は当たらない）に移した。
冬の間は寒さ対策にリキダス2000倍希釈液を水やりを兼ねてあげるようにしている。
成長期の春や秋なのに成長が微妙だなと感じたらその都度マグボール（10：１０：１０）を１粒土の上に置いている。明らかに生育が良くなるのでこんな感じの施肥で良いのかもしれない。
2022年5月28日～ 写真1点 花芽の様子
たった５枚の葉から鉢いっぱいにみっちり増えた。なんかセダム感を感じる。まぁ、始まりの葉は５枚だけどイジってるとポロポロ葉が落ちちゃうのでその都度鉢の中にポイッと放り込んでいたのでそれも増えているんだろうけどね。
そんなセダム感あるこの子も花が咲いた。花を見ると確かにグラプトペタルムっぽい花が付いている。白い星形の花で花弁がしっかり開くタイプ。花弁は５枚だけど、雌しべ、子房は４つのものと５つのものが在るのがなんか不思議。
この子はこのまま植え替えたりはせずに株を増やしたければチョンパして挿し芽にしたりとれた葉っぱで増やす予定。春や秋などの葉挿しに適した時期にやればどちらの方法でも簡単に増やせそうだしね。
使用資材等
