基本情報
Echeveria Tivoli
交配式不明
アガボイデス系のツンツンした形の葉にウォータラインが美しい品種。
アガボイデス系は葉挿しをするのに葉をもぎにくい印象があったがこの子は意外にも綺麗にもげた。もいだ葉が水分が抜けてしおしおになっていたから偶々なのかもしれないが、葉挿し成功率が高いとの情報も有りこのタイプの形状の子にしては珍しく綺麗に葉をもぎやすい子なのかもしれない。
葉挿しの成功率はかなり高いっぽい。しわしわの葉を4枚もいで葉挿しにしたがその全てが発芽発根してくれた。
生育タイプ:春秋型
生育適温:10~25℃
耐寒気温:-1℃
最低気温−3℃を耐えた経験あり。
日照:7/10
他の子に比べると徒長しやすい。
水分要求度:2/10
特に梅雨時に頭から水を浴びると調子を崩しやすい傾向がある様に感じる。底面給水の方が無難に思える。
肥料要求度:2/10
2023年3月15日~ カット苗からのスタート
カット苗を購入。届いた時にすでにチョロっと発根している状態だったのですぐに植えつけようかと思っていたものの、仕事に行く前で時間が取れなかったので、プリンの入っていた小さな瓶に水を入れその上に置いて置いて、窓際のよく光の当たるところに置いといた。
2023年3月16日 写真4点 植え付け カット苗➡︎6cm白スリットポット
ウォーターラインが凛々しい。アガボイデスっぽい感じのツンツンした葉の形なのにウォーターラインのある子って珍しいよね。まぁ、わっちが知らんだけかもしれんけど。
裏側の様子。あれ?昨日見た時より根が増えている気がする。そんなに伸びるもんなのかな。まぁ、早く根を伸ばしたくてうずうずしていたんだろうね。下の葉しおしおしてるし。はよ植え替えたろ。
作業内容:カット苗の植え付け
鉢:6cm白スリットポット
土:小苗用土
肥料:土の下層にマグァンプK中粒をひとつまみ混ぜ込んで使用
使用薬剤等:土の表層にオルトランDXを混ぜ込んで使用
植え付けの際にしおしおしていた下葉4枚をもいで一応葉挿しにしてみることにした。
花芽。なんか枯れているような気もする花芽がちょこん。これ水を吸ったら回復したりするんだろうか?
植え付け後すぐに底面吸水にて水やり。置き場は建物東側のベランダに置くことにした。
2023年4月5日 写真1点 葉挿しの発根確認
元々がシワシワの葉ばかりだったので無理かなと思っていたら4枚全てが発根してくれた。4月1日には1枚だけ成長点のところにポチッと僅かな膨らみがあったくらいだったのにここ数日のうちに他の葉に至るまでニョキニョキ根が出てきた。まさに日に日に成長していく感じ。特に右側の2枚はまだ確定では無いけれど芽の様なものがポチッと膨らんできている気がする。
全てに根が出たので土に挿して水やりするか悩むところだけど、親葉にまだ余力があるように感じるのでもうちょっとこのままの状態で様子を見てみようと思う。
2023年4月13日 写真2点 葉挿し苗の植え付け 水切りザル➡︎セルボックス
発芽しているのではないかと怪しんでいた葉のうちの一枚がやっぱり発芽していることがわかったので早速植え付けることにした。
もう少し芽が大きくなってからの植え付けでも良いのだろうけど元からしおしおの葉を使ってのスタートだったので1枚ぐらいは早めに水を吸わせたかった。後の葉はギリギリまで植え付けを待っても良いかなと思っている。
植え付け完了。置き場所は朝10時ごろまでしか直射日光が当たらない、ほとんどの時間が明るめの日陰になる養生スペース。水はその日のうちにあげた。
2023年4月16日 写真1点 根毛発生
水切りザルの中で放置している3枚のチボリの葉挿しから出た根の先にフワフワとした根毛の発生を確認。
背景が白っぽいため写真では分かりづらいが3枚の葉全ての根に根毛が示し合わせてあように一斉に出た。空気中の湿気を吸いとって葉にあるシワが消えたら面白いなぁ(結果としては根毛は寿命が尽きてその部分の根は老化した様になった。もちろん葉のシワは消えなかった)。
そうしたら発芽してそれなりの根量と株の大きさになるまでこのままザルの中で放置できるかもしれない。水耕栽培ならぬ高湿度栽培みたいなことも出来るかもしれないし面白そう。
2023年5月12日 写真無し 途中経過
先週に水切りザルに残った他の3枚の葉は全て先の葉挿し同様にセルボックスに植え付けた。小さいながらも発芽していることが全ての葉で確認できたし、その芽の成長が水切り猿の中では緩慢になったのと、折角出てくれた根のコンディションが落ちてきた為このままでいるより土に植え付けて水やりをした方が良さそうと判断した。この時には先にセルボックスに植え付けた葉挿し苗の親葉のシワがなくなり元気そうにしていたのもその判断を後押しした。まだ後から植えつけた分の親葉のシワがなくなる程の変化は見られないが少なくとも状況が悪化した様にも感じないので悪くはない判断だったと思う。ただ、発根していなくても根毛が発生するちょっと前ぐらいのタイミングで植え付けた方が良かった様に感じる。
なお親株は今の所順調に水を吸って元気そうにしている様に見える。
2024年6月12日 写真1点 チボリ散る
下葉がジュれたりしてあまり調子が良くなさそうにしてたけど、昼頃バラバラになっているのを発見。一応保険株があるものの、そのうちの1株も下葉が時々ジュれるので少々不安ではある。
ジュれた葉を取り除くと残るは成長点付近の3枚のみ。あー、もうだめかもなー。
落ちた葉を触るとベタベタしたものが付いていたのでアブラムシなどの吸汁するタイプの虫の被害なのかもしれない。残った葉をもいで葉挿しにするか、胴切りするか、このまま回復を願うか考え中。➡︎結局胴切りにした。2024年6月19日。
2024年6月30日 写真5点 葉挿し苗散る
親株がボロボロになり、葉挿しっ子の中で一番綺麗に育ってくれていた子の葉に嫌な感じの葉の萎れを見つけた。
下葉から萎れて枯れていくのはまだ良いが、株の途中の葉が萎れると次々と葉が萎れたりジュれたりして大量の葉を短期間で失いそのまま枯れることが多い。
そのままでは枯れてしまうかもと思い鉢から抜いて根を確認すると根はしっかりしていてそんなに悪そうな感じはしない。葉は萎れてはいるが、ジュれている訳でも無いし、このまま雨に濡れた土を乾かしてやれば調子が戻るかとも思ったが、念のために萎れた葉を抜き取ってみると
付け根が変色している。これは悪い菌に茎が侵されているパターン。と思い葉を抜き取ったところを覗き込むと案の定茎が変色している。
これは放っておいても良くならないパターンと判断して萎れた葉の近くの葉をどんどんむしっていく。ここもダメ、ここもダメってどんどん葉をもいでいくとこんな姿に。
結局成長点付近の4枚ほどが正常と呼べる程度だった。
殆どの葉の付け根が変色していた。そして、そのどれもが葉の上側の方の変色が激しい。おそらく葉の間に溜まった水が長くとどまったところで悪い菌が繁殖して茎に侵入したのでは無いかと思う。
この子は上から水を浴びるのは苦手なのかもしれない。極力雨に当たらない場所に置いて、水やりは底面給水にした方が安全なのかもしれない。
とはいえ室内の窓辺で管理している同時期に葉挿しにした子は徒長しているし日照量はそこそこ必要ってなると雨避けがあって、良い塩梅の光量に調整が可能で且つなるべく長く日にあたれる場所が必要と。気難しいなコイツ。マジか。
まぁ、うちの環境にまだ慣れていないだけということもあるので残る株を見守りつつ、葉挿しで株数を復活させながらうちの環境に慣れて頂くと。・・うわ、めんどくさい。ビニールハウス欲しい。
まぁ、今回もいだ葉も一応葉挿しにして復活できないか試す事にする。 付け根が変色している葉は無理だろうけど一応ね。
2024年12月1日 復活の兆し
バラバラになったチボリの葉を挿しておいたものから芽が出た。
発根したものは他にもあるけど芽が出ているのを確認できているのはこの3枚だけ。
ここから復活を目指す。
来春にこの子達のどれかからまた葉挿しを取れるくらいまで大きくなってくれる子がいれば嬉しい。
結構バラバラになったり一度調子を崩すと持ち直し辛い感じがしているので元気なうちに保険株を量産しておきたい。
使用資材等