基本情報
沙羅姫牡丹 Sara-Himebotan エケベリア属
日本生まれ。交配式は、ザラコサノバ(E.spec nov.Zaragoza)×姫牡丹(E.halbingeri)。あまり大株にはならずに子株を脇からミョインミョインと伸ばして群生しそうな感じ。イチゴがランナーを伸ばして子株を付けていくやつのランナーが短い版みたいな印象を受ける。寒くなると外側から徐々に葉が染まっていって可愛くなる。水やりと肥料の加減がまだ分からずロゼットが開いてしまう。でも可愛い。夏場も暑さには何だかんだ耐えてくれた。水加減で割と暑さも寒さも乗り越えてくれそうな感じがする。
春秋タイプ
生育適温:13~28度(仮)
耐寒温度:-1℃ぐらいとよく言われているけど、最低気温-4℃も耐えてくれた。※必ず耐えれるって訳ではないとは思う。
日照:7/10(仮)※夏の直射日光は耐えられなさそう
水分要求度:3/10※ちょっと下葉が萎ってしてからやるぐらいで良さそう
肥料要求度:2/10(仮)※少しは有ったほうがいい感じがする
2021年3月31日~
直径3cmくらいの抜き苗からスタート。根がそれなりに付いていたので基本ブレンドの土に届いたその日のうちに植え付け。鉢はプレステラ90型を使用。肥料のマグァンプK中粒を8粒くらいとオルトランDXを植え付け時に土に混ぜて施用。置き場は朝日は直射で当たるが真夏の昼間は明るいが間接光で当たる軒下という我が家の特等席。お気に入りの子なのでいい場所を提供するのです。
2021年12月15日~ 写真1点 紅葉始まる
色付き始めて可愛さがアップ。子株も2つ出ているので来春にでも切り離して保険株にしよう。水を控えると下葉が枯れるし、水やりの頻度を多くするとロゼットが開き気味になってしまう。いい塩梅が難しく感じる。もしかすると下葉が枯れるのは水の量より生育旺盛期の肥料が足らなかったからなのかもしれない。あと、土はもう少し粒度の荒いものを多めにして水はけを良くした上で水やり頻度を変えないようにすればもうちょっと締まった株姿になるのではと思わなくもない。取り敢えず鉢はまだ今のままでサイズ的には問題なさそうなので植え替えはせずに肥料分の調整と水やりの加減で様子を見る予定。
2022年1月15日 写真2点 紅葉っぷり&hyな子
前回撮影から1ヶ月。結構変化あって良いよね。このぐらいの染まり具合が一番好きかも。もっと染まったのを見たこと無いからまだ分からないけど。配色のバランスがこのぐらいで良いんじゃあるまいかと思う。何気に脇の子株も染まってるのがポイント高いと思うの。増やしてー(切実)この子好きだわー。
こちら2021年3月30日に葉挿しからスタートした別の子。沙羅姫牡丹hyさん。沙羅姫牡丹とかなり印象が違うなー。同じ日に撮影したのにまだ紅葉している感無いし。葉っぱが桃感あるし(?)・・・桃缶食べたくなってきた。それはさておき成長点付近になにやら花芽がスタンバイしているのが何とも。まだ早くね?弱っちゃうよ?せめて7.5cmポットに植え替えて鉢いっぱいになるくらいに成長してからの方が良くない?でも、花も見てみたい。けど、今年は花芽が上がってきたら切っちゃうかなぁ。
2022年10月5日 写真4枚 株分け&植え替え プレステラ90型➡︎7.5cm白スリットポット+セルボックス×3
昨日一雨降ってから一気に気温が落ちて涼しい風が吹いている。もうこれは良い加減秋認定して良いでしょ。多肉を眺めていても調子の良い子は成長点付近がやる気モードになってミチっと新しい葉が密に詰まっている。
こりゃ植え替えのベストシーズン到来ですわ。と、土を混ぜ混ぜして用意せねばと新しく土のブレンドを考えて作ってみたりした。小苗用土2022年版秋の植え替え用である。仕上がりはわっち好みの重めの土で粒度がある程度揃っていて植え替えなんかはしやすいと思う。あとは実際に水をあげて乾かしてを繰り返しながら様子を見ながら調整しながら多肉の様子変化を見ていきたい。取り敢えず8ℓほど作った。
土があると植え替えたくなるもの。早速植え替えに使ってみる事にした。
前からいつ植え替えようか迷っていたので植え替えることにした。ずっと可愛くてお気に入りの子。今年の春から脇から出た子株も含めて余りサイズは変わっていない。ずっと同じ葉っぱのままでサイズが変わっていないのではなく、下葉を落として新しい葉が成長するサイクルが丁度同じぐらいで同じサイズをキープしている感じ。鉢のサイズ的には余裕があるのにこれ以上大きくなっていないところを見るとこれぐらいがこの子の最大サイズなのかなぁと思ったけど、それだと脇から出た子株はもっと育っても良さそうなもの。ならば株分け&植え替えで子株を自立させて親株の養分が子株に流れるのをストップさせて植え替えればもう少し大きくなるかも。加えて子株が保険株になってくれて尚GOOD!って事で作業開始。
子株は3頭。イチゴのランナーの様に株元からピロンと茎を伸ばした感じで付いているので株分けは簡単そう。
鉢から抜いて根鉢を崩し土を出来るだけ落として枯葉を取り除いてから子株を切り離していく。想像通り切り離すのは簡単、子株の茎を親株に近いところから切るだけ。ラッキーな事に全ての子株から根が出ていてくれたので植え付け後の安定感は問題無いと思う。
親株の根もしっかりとした量があり状態も悪くなさそう。
全ての子株を切り離し親株の根を4cm程度に切り詰めた所。子株の根は切り詰めたりはせずになるべくそのまま残す事にした。
植え付けは親株はサイズ的に元々植え付けていたプレステラ90では大きすぎる気がしたので7.5cm白スリットポットに植え付ける事にした。子株はそれぞれをセルボックスに植え付けた。親株も子株も土は新しく配合した小苗用土を使用し、土の下層にマグァンプK中粒を親株はひとつまみ、子株はその半分量程度を混ぜ込み、土の表層にオルトランDXを混ぜ込んだ。
植え替え後。それぞれ丁度良いサイズ感で満足。土の性質が急に変わってビックリしているかもしれんけど大丈夫でしょ。置き場所は親株は今までと同じ場所。子株は根量が少ないので暫くの間は朝の内だけ日があたり昼には明るい日陰になる場所で様子を見ようと思う。水やりは3日後からスタート。
冬の寒さ対策にリキダス2000倍希釈液をあげるようにしている。
2023年2月19日 写真3点 MAX可愛い
沙羅姫牡丹が今最高に可愛い。紅葉良し。株姿良し。まさにわっちの理想系。ネットでこんな感じに育った沙羅姫牡丹の写真を見て、あーこの子うちの子だわ。間違いないわって思ってお迎えするに至ったんだよね。実物を見るとやっぱり良いわ。
外葉の染まりとこの密に詰まった葉の一つ一つの先にツンと伸びる爪。整った株姿。
上から見ても。
横から見てもパーフェクト。沙羅姫牡丹はこれで良いって思えるぐらいの仕上がりで大満足。
って何でこんなに綺麗に育ってくれたんだろう?不思議に思えてくる。切り離した子株も寒波に負けること無く生き延びてくれたし大変優秀でありがたい。でも、この子はこれ以上は大きくならなそうな感じ。品種としてこれぐらいのサイズなんだろうなと思う。まぁ、管理しやすいお手頃サイズに満点の可愛さ。いいね。
2023年2月23日 写真4点 株分した子達の様子
親株が可愛さ絶好調の沙羅姫牡丹。株分した子達が中々大きくならないなぁと思っていたら株分けした時の写真と見比べてみるとそれなりに大きくなっていたので撮影した。
去年の10月5日に株分して植え付けた時に比べると確実に大きくなってくれている。真ん中の株なんかは植え付けた時は根付かずそのまま星になっても不思議ではない弱々しい姿であったがなんだかんだで今では小さいながらも星になる気配は無い。
右の株のアップ。この株サイズでありながら何故か花芽をあげようとしている。親株でさえいまだに花芽をつけた事がないのにどういう心境なのだろう?
真ん中の一番小さい子。流石にこの子は花芽をつけていない。小さいながら紅葉もして沙羅姫牡丹の特徴が出ていて可愛い。土を見てみると土が時々凍るような場所に置いてあったからか植え付け時はすごく硬い粒だったゴールデン培養土の粒が崩れている。めちゃくちゃ硬かったから焼き固めてあるのかと思っていたのだけど圧縮乾燥しただけなのかもしれない。この硬い粒なら5年とか物理性が保てるのではないかと期待していたのだけどこの様子では無理そう。保って2、3年ってとこかな。
向かって左側の子。この子が植え付け時から一番大きいので株分けして植え替えた株はみんな順当に育ってくれているって事だと思う。この子も花芽を付けていてびっくりする。春には6cmスリットポットに植え替えても良さそう。
株分けした3株とも何だかんだで成長していてくれて一安心。お気に入りの子達なので保険株数も十分ではあるけどもう少し増やしても良いかな。葉挿しにもチャレンジしてみたい。
2023年4月13日 写真1点 花芽の様子
弱々しい感じながらも花芽を上げてくれている。沙羅姫牡丹交配は可愛いものが多いのでこの花は活かしたい。でも、種を付けさせるのはちょっと株が弱りそうで嫌なので花粉だけ頂く予定。
株元からまた子株が吹いているのも確認できているので、上手くいけば今年の秋頃にまた増やせるかもしれない。そうしたら来年は種を付けさせても良いかな。
2023年5月8日 写真5点 腐る
花から花粉がそろそろ採れるかなぁと見に行ったら何やら花芽がへにゃっとタレ気味になってて花が重くなったかなとか思ってたら、腐ってんじゃん。
見るからにヤバそう。あんなに綺麗に育ってくれてたのに急にきたなぁ。
花もいい感じに咲き始めたところなのに勘弁してほしい。
腐れが入ってブヨブヨになった葉を取っていったら何も残らなかった。子株も7つも吹いてくれていたのに残念。
原因はどうやら花芽のところっぽい。2本出ていた花芽を負担を減らそうと1本だけ花粉採り用に残して、もう一本は花芽を摘んでおいたのが乾燥していた様に見えたので引っこ抜いたのだけど、そこから腐れが入ったっぽい。丁度その辺りから膿の様なグジュグジュしたのが吹き出ている。もっと時間を置いてから引っこ抜けばよかったかなぁ。それか、湿度が高いタイミングで抜いちゃったかなぁ。もうちょっと気をつけた方が良かったなぁ。
かなり厳しいだろうけど子株の付け根のところを切って切り口が綺麗だったのでルートンを切り口にまぶしておいたので、もう少し切り口を乾かしてから試しに土に挿して復活してくれないか試す。
葉っぱも見た感じほぼほぼアウトな感じが出ているけど、まだ葉に張りが残っているものは葉挿しにして増やせないか試してみる予定。とりあえず2、3日様子を見て腐れが進行しなければ土に挿してみようと思う。
まだそんなに暑くなってないし大丈夫だと思って油断していたとはいえ、ほんと勘弁して欲しい。でも、子株外しておいて良かった。まだ小さいとはいえ復活狙えるからね。てか、狙うけどね。そして増やして今回の様な事の為に備えるのだ。
2023年6月26日 写真4点 植え替え セルボックスx3➡︎6cm白スリットポットx3
親株は腐れて星になってしまったが、腐れる前に株分けしたこの子らはみんな元気に育ってくれた。真ん中の子なんかはかなり小さかったのに随分立派になってくれたものよ。それぞれ鉢のサイズなりの大きさになってくれた感じ。もうちょっと大きくなって欲しいのとこれからの蒸れ対策に水捌けの良い土に植え替え。
植え替え後。特にお気に入りの子なので蒸れて腐れるのを警戒して根鉢が鉢からはみ出る様な感じの浅植えにしてみた。
腐れる前の親株を7.5cm白スリットポットに植え付けていたけれど、鉢に見合ったサイズには育たなかったので品種としての大きさが6~7cmくらいのものなのだろうと思うので、もうこの鉢サイズより大きくする必要はない様な気がする。
作業内容:植え替え セルボックスx3➡︎6cm白スリットポットx3
セルボックスから抜いて枯葉を取り除いただけで根鉢を崩さずにそのまま植え付け。
鉢:6cm白スリットポット
肥料:なし
使用薬剤等:オルトランDXを土の表層に混ぜ込んで使用
ほぼ真横から見るとこんな感じ。かなり盛り上がっているので風通し良く蒸れにくくなるのではないかと思う。てか蒸れるな。
使用資材等