基本情報
サンタマリアメキシカ エケベリア属
SP FO48 Santa Maria Mexicanaってやつ。原種ってやや環境に影響を受けやすいイメージがあるけど、ここ福岡の地でも今の所問題なさげに育ってくれている。今の所唯一実生でも育ててみている子。2021年3月5日に蒔いた種は12粒中8粒が発芽(2022年2月4日時点で1株溶けて7株になった)してくれたのでそんなに発芽率が悪いわけでは無さそう。ただ、割と最近まで水のみで肥料分もあげず、植え替えもせず室内で管理していたので未だにちっちゃい。根がやられて枯れたら嫌なので、もうちょっと大きくなってから植え替えようと思っていたけど中々大きくなってくれないので結局植え替えていない。最近極々薄い液肥をあげたら明らかに少し大きくなったので、時期的にあれだけど少しずつ肥料分をあげていく予定。でも、肥料をあげたら白カビっぽいのが土(バーミキュライト細粒)に出てくるようになったからこまめにピンセットで取り除いている。
生育タイプ:春秋型
生育適温:10~28℃(仮)
耐寒気温:-1℃(仮)取り敢えず最低気温-1.5℃は耐えてくれた
日照:6/10(仮)午前中は日が当たり、午後からは明るい日陰になる所に置いているけど今のところ問題は無さそう
水分要求度:3/10(仮)下葉が少しシオっとしたくらいで水をあげるぐらいで良さそう
肥料要求度:3/10(仮)少しは有ったほうが良さそう
2021年4月29日~ 葉挿しスタート
葉挿しスタート。セルトレイに葉挿し用土を入れ、そこに葉っぱの株元が軽く隠れる程度に挿して、針金をU字に曲げたピンで固定。1週間後から根が出ているとか関係なく水やりスタート。根が出るまでの水やりの頻度は土が乾く、3日おいて水をちょろっとやるの繰り返し。根が出てからは土が乾いたら3日おいて底から水が出るまでやるのを繰り返した。置き場は朝の2~3時間以外は日陰になる所。
芽が出て株の直径が2cmくらいになったところで6cm白スリットポットに植え替え。土は小苗用土を使用し、肥料にマグァンプK中粒を4粒と病害虫予防にオルトランDXを混ぜたところに軽く根鉢を崩してから植え付け。植え付けた日に水やり。その後は土が乾いて5日程度経ったら鉢底から水が出るまでしっかり水やりを繰り返した。置き場は午前中は日が当たり、午後から明るい日陰になるところ。
夏場も余り水切るようなことはしなかった。意図せずに雨に当たることがないようには気をつけて管理した。それでも雨に当たってしまったときはなるべく早めに成長点付近に溜まった水はハンドブロアーを使って水を吹き飛ばすようにした。
2022年1月26日~ 写真1点
葉挿ししてちっちゃい頃は芽が3つ出て石化っぽい感じだったのに適当に茎が伸びて多頭って感じになった。春になったら株分けして保険株にしよう。きれいで好きなタイプの株姿なので大きくなったら交配親にしたいな。他の子もそうだけど早く交配親になっても耐えれるぐらい大きく丈夫に育って欲しい。来年ぐらいには少し種を採れるようになればいいなぁ。
冬の寒さ対策にリキダス2000倍希釈液を水やりを兼ねてあげている。
2022年7月15日 写真3点 腐れ発生
雨の予報が出ていたので避難させて雨に当たらずに済んだはずなのに腐れが発生した。
折角今まで何事もなく育ってくれていたのに4頭ある中で1番大きな子が完全にダメな色をしてらっしゃる。まぁ、凹んだ所で状況が良くなるわけじゃなし出来ることをやるだけさね。まずは何はともあれ痛んだ葉をどんどんむしっていく。
成長点付近の方が腐り具合が激しいところを見ると根に問題があったわけでは無さそう。虫に悪さされたところから腐ったのかな?でも4頭あったうちの1つは完全にダメっぽいけど他の3頭はもう茎のところが分かれていて被害がそこまで及んでいなさそうなのでカットして植え替えることにした。炙ったデザインナイフで茎を切り離し外そうとすると既にそれぞれに根が出ていて、これなら回復は早そう。茎も締まっていて健康そうな断面なので横着して切り口には何の処理もしないで乾かすだけにした。また明日にでも植え付けようと思う。
成長点付近は完全にやられているものの株の地ぎわの方はなんか綺麗っぽかったので腐れがどの辺まで進行しているのか見てみるために明らかにダメな部分から大丈夫そうに見えるところまで切り進んで見ると
土から5mm上の辺りでこの断面。もしかしたら子株が吹くんじゃね?と思い試してみることにした。こちらの断面には雑菌の侵入防止ってより傷口からの乾燥を防ぐためにトップジンMペーストを塗布しておいた。さてさて多肉の回復力は如何程のものか気になるところである。今回は既に切り離した3頭が保険株として機能してくれそうなので気楽に構えていられるのがありがたポイントやね。
2022年7月16日 カット苗化したものを植え付け
昨日から傷口を乾燥させていたのが大体乾いたので植え付け。切り分けた中で1番大きな子は6cm白スリットポットに他の2株はセルボックスに植え付けた。土は鹿沼土細粒のみを使用し、下半分にマグァンプK中粒を少し混ぜ込み、上半分にはオルトランDXを混ぜ込んでそこに根と茎が埋まる様に植え付けた。
水やりは根付くまでは乾いてはちょろっと水やりを繰り返してしっかり根付いたと感じたらまた下葉が少ししおっとしたら水やりをするやり方に切り替えようと思う。秋の成長期にまた大きくなってくれよー。
2024年9月24日 写真なし 実生の株が枯れる
種から育てていた株がついに枯れた。
原因は高温障害と葉焼けのセットと思われる。
全ての葉がカリカリになってしまった。
株のサイズも直径4cm程度だったので今年の夏を耐え切るだけの体力がなかったのだと思う。
遮光をするなり夜間だけでもエアコンの効いた室内に取り込み水やりするなど対策すればどうにかなったのかもしれないけど、現状中々その環境を用意するのは難しいね。
これで実生の子は全滅。本気度をもう少し上げないと夏を耐えさせられないかな。
使用資材等