基本情報
ビジュー Bijou セダ?パキ・・?何属?
花歌農場のパクさん苗。プクプク系多肉にはあまり興味が無かったけど段々虜にされる不思議な魅力を感じさせる子。何か可愛い。何と言うか可愛い耳たぶ集合体みたいな・・って。いくら何でも表現力酷すぎてうまく言い表せてないけど葉の肌感?が良いと思うのです。
挿木、葉挿し共に成功率が高い。葉はもぎやすいので適期に葉挿しをすれば割と簡単に増やせそう。
生育タイプ:春秋型
生育適温:10~25℃(仮)秋ごろまでは生育がゆっくりだったけど、秋にグイグイ成長した
耐寒気温:0℃(仮)取り敢えず最低気温1℃は耐えてくれた
日照:6/10(仮)午前中は日が当たり、午後からは明るい日陰になる所に置いているけど今のところは問題は無さそう
水分要求度:3/10(仮)下葉のシオっと感は分からないけど他の多肉と同じタイミングで水をあげていて、今の所問題は感じられない
肥料要求度:3/10(仮)少しは有ったほうが良いと思う
2021年3月17日~ 葉挿しスタート
葉っぱからの葉挿しでスタート。セルトレイに葉挿し用土を入れ、そこに葉っぱの株元の方が軽く隠れる程度に挿して、針金をU字に曲げたピンで固定。1週間後から根が出ているとか関係なく水やりスタート。水やりはセルトレイの下3分の1程度を水に5秒浸す底面給水を採用10日に1回の間隔でこの水のやり方をした。置き場所は朝の2~3時間だけ日が当たり、それ以外の時間は日陰になるところ。
株の直径が2cmくらいになったところで6cm白スリットポットに植え替え。土は小苗用土を使用し、肥料にマグァンプK中粒を3粒と病害虫予防にオルトランDXを混ぜて植え付け。根鉢を軽くほぐしながらあまり根に傷をつけないように出来るだけ土を落としてから植え付け。水やりは5日後から開始。水は土が乾いたら5日ほど経ったら鉢底から水が流れ出るまでしっかり水やりするのを繰り返した。夏場も余り水切るようなことはせず意図せずに雨に当たることがないように気をつけて管理した。それでも雨に当たってしまったときはなるべく早めに成長点付近に溜まった水はハンドブロアーを使って水を吹き飛ばすようにした。置き場は午前中は日が当たり、午後から明るい日陰になるところ。
2022年1月3日~ 写真1点
秋ごろまでは結構のんびりした成長具合だったが、秋に一気に成長期に入ったかのようにグイグイ大きくなった。気温が下がってからはまた成長がゆっくりめになった。プクプク系はこんなの丸いのが連なっているだけやん。と、造形にケチを付けていたが、この子が育ちだしてからは丸いのが連なっているだけの何が悪いの?って思うようになってしまった。親の欲目か?このふっくら感と控えめの粉感が良いよね。雪見だいふくとか食べたくなる。植え替えの時に葉を1~2枚もいでも良いって思えるぐらいに成長してくれると嬉しい。増やしたいのです(*ノω・*)テヘ
冬場は寒さ対策にリキダスの2000倍希釈液を水やり代わりにあげてます。
2022年3月15日 写真2点 植え替え 6cm白スリットポット➡7.5cm白スリットポット
植え替え前。
ぷくぷくしていて可愛い。株自体が大きくなったことに加え重心が高くなって今の鉢では倒れやすそうな気がしてきたので植え替え。
作業内容:植え替え(鉢増し)6cm白スリットポット➡7.5cm白スリットポット
土を丁寧に落として、根を軽く整理した後に長さ4cm程度に切り詰めてから植え付けた。葉挿しを取りたかったけど重心がますます高くなってしまうので今回はとらずに、植え替え後にしっかり根が張ってからもごうと思う。葉自体はもぎやすそうな感じだしね。植え付け後そのままでは重心が高く倒れてしまうので周りに株を支えるように爪楊枝を支柱代わりにプスプス刺して倒れないように株を固定した。水やりは1週間後からスタートした。
鉢:7.5cm白スリットポット
土:小苗用土
肥料:マグァンプK中粒をそれぞれ人差し指と親指で1つまみ土(下層)に混ぜ込んで使用
使用薬剤等:オルトランDXを土(上層)に混ぜ込んで使用
植え替え後。
周りに爪楊枝を4本刺して支柱代わりにしたら何とか倒れずに経った状態を保てるようになった。あとは根が土をしっかり掴んでくれれば爪楊枝を外せるようになる。1月ぐらいはかかるかなぁ?まぁ別に刺したままにしておいてもそんなに問題は無いと思うんだけどね。さぁ、大きくなれ。
2022年4月13日 写真2点 花芽の様子
この子花芽に付いてる葉っぱまでぷくぷくなんだねぇ。かわよ。前回の植え付けから約1月経過してどうやら根付いてくれたようなので支柱代わりの爪楊枝は撤去した。成長点が増えてるっぽいので分頭するんだろうと思うけど見た上と重心のバランスが崩れないかちょっと心配。
花芽のアップ。花芽であることは確信しているけど、これ、花びらどれよ?もう少し花茎が伸びたらカットする予定だけど、それまでにどんな花が咲くかをなんとなーくで良いから感じさせて欲しいんだけど無理か?コレ。
2022年7月12日 写真5点 葉っぱもポロポロ
夕方にタニパトをしていたらビジューの葉がポロポロ落ちていたのを発見。イヤーな予感がしたので鉢を取り上げて見て見れば・・・
葉っぱがポロポロしているし茎の色が変。葉っぱをどかして茎をさらによく見ると
あかん色ですね。でも付け根の方は大丈夫っぽく見えるし、この茎の付け根までカットすればどうにかなりそうな感じ。早速炙ったデザインナイフでカットしてみると
あー、茎の下の方が変色しちゃってる。こりゃ、ほっといたら株全体がダメになる奴っぽいなー。せっかく大きくなってきたのにカットするのは勿体無いけど全部ダメになっちゃうのはもっとダメなので観念して茎が変色している部分がなくなるように本体をカット。
カット後の株の見るも無惨な有様よ・・。でも回復するかも知れないので切り口をトップジンMペーストで保護してしばらく様子見。そしてカットした株の上部の切り口にも同じくトップジンMペーストを塗布してしばらく乾燥させる。乾燥したら新しい鉢にまた挿してそれぞれに復活させる予定。
これが全て根づけば株数4倍やんけと自分を慰める。大きいのは多分大丈夫と思うけどせっかく良い感じに成長してくれてたのになぁ。しかし今回のは蒸れなのか?良くない菌が増えたのが原因か?蒸れるほどは株元が密になってなかったし、菌かなぁ。土の有機物を減らすか殺菌剤を散布するか・・・。出来ることなら殺菌するよりも色々な菌が拮抗して悪影響が出ないってのが理想なんだけど、そのやり方では難しい子もいるだろうし、それがこの子なのかも知れないことを考えると、どれが正解なのか分かんないなぁ。あ、せっかく株数増えそうなんだから今までの用土と無機用土で2タイプやってみるか。そうしよう。植え付けは明日にしよう。取れた葉っぱも葉挿しにしたろ。ただでは転ばんぞー!
2022年7月13日 写真1点 挿し木完了
昨日のうちに切り口の保護と調整を済ませておいたビジューを挿木にした。
右側は小苗用土を使用し、左側は鹿沼土細粒のみを使用した。どちらも土の下層にはマグァンプK中粒を軽くひとつまみ入れ、上層にオルトランDXを混ぜ込んだ。さてさてどちらが良い結果を出すことやら。
2022年8月7日 写真5点 復活の兆し
土が乾き切った状態が長く続かないように毎日様子を見ながらチョロチョロ水やりをしていた甲斐あって発根を確認。
1日のほとんどの時間が日陰になる場所で養生していたので光を求めてグニッと首を傾げてしまって徒長はしているものの取り敢えず元気そう。株元に目をやると。
写真だと分かりにくいけど、葉の下のところなど所々土の上にまで荒ぶるように根が生えたくっている。根の力が強いのか鹿沼土の粒を貫く様にして根を伸ばしているものもあって安心感がある。
こちらは鹿沼土の細粒オンリーに植え付けた方。こちらも土の中から綺麗な根がコンニチワーしてる。出来れば土の中に伸びていって欲しいものの、まぁ土の中にも根は伸びているだろうし元気そうなので良し。
こちらはセルボックスに鹿沼土細粒を入れたところに葉挿しをしておいたもの。右側の二つの区画に1つづつ発芽が確認できる。こりゃ増えるわ。
コレはまた別のセルボックスに同じように植え付けたもの。こちらのセルはまだ発芽は確認できないが、こちらは土の表面にまで根が出てきているのが確認出来た。
こんな感じで経過は実に順調に感じる。腐れた部分だけをカットするだけでなくまだ元気な部分を思い切って切り離して早い段階で若干大袈裟とも思える処置をしたのが良かったみたい。カットし終わった親株のほうも水やりはしながら様子見をしていたがそちらの方は枯れてしまった。それをみても今回のこの処置は正しかった様に思える。
腐れは出てしまったものの結果としては復活してくれそうだし、挿木、葉挿し共に成功率が高いのも分かったし、増えてくれそうなので秋頃にやろうと思っていた保険株作りを前倒しでやった様なものと思えばかえって良かったと思える。
根もそこそこ張っている様だし水やりの頻度を少し抑えて、置き場所も少しづつ日照時間が長い場所へ移していこうと思う。
2022年9月24日 写真2点 チビカット苗と葉挿し苗の様子
今年7月12日に調子を崩した際にもいだ葉っぱを挿していた子達が結構な率で芽を出している。小さいうちから既にぷくぷくで可愛らしい。8月7日の時点で発根しているものは多かったけどそこから約1ヶ月程度で今度は発芽。発芽率も結構高く、かなり小さな葉っぱを使用したものを含めても8割以上は発芽してくれている。写真にない子もまだいるので結構な株数になりそう。ある程度大きくなったら知り合いにあげたり、フリマサイトなりで売ってみるかな。
もちろんカット苗化したやつの小さい方もしっかり発根しているようで既に成長を再開している。増えますわこの子。
2023年1月25日 写真2点 大寒波による見事な霜柱
10年に1度と騒がれた大寒波の際に外の風の影響が少ない外に置きっぱなしにしていた葉挿しにしていた子達の様子。見事な霜柱だったので思わず撮影。
土が氷に押し上げられているのがよく分かる。
こんなにガチガチに土が凍りついて土中の根は大丈夫なんだろうか?
2023年2月24日 写真4点 挿し芽にした苗の成長具合
挿し芽にしたときは2回りほど小さかった鹿沼土細粒のみの土に植え付けた右の子も配合土に植え付けた子とさほど差がない程に成長した。これは配合土の方が生育に適さなかったという事なのだろうか?それとも鉢サイズに応じたサイズで大体成長が止まるという事なのだろうか?ただ、配合土に植え付けた株の方が葉がぷっくりと厚みがある。
こうやって成長具合を見てみると土は鹿沼土細粒のみでも別に良いのかなぁって気がしてくる。
配合土に植えた方は脇芽ができている。
鹿沼土細粒のみの方は脇芽はまだ出来ていない。土の違いで葉の厚みとか株姿に若干の差異があるのかも知れないが、鹿沼土細粒のみでも成長自体は別に問題なさそう。どちらにも同じ程度の量の肥料を入れてたし根から吸える養分量に差がなければ成長自体にはあんまり差が無いのかなぁ?まぁ、どちらの株も元気そうにしているし別にどっちでも良いか。
使用資材等