基本情報
ブルーオリオン Blue Orion エケベリア属
花茎はビヨーンと伸びて大物がかかったときの釣り竿の様な形。花茎につく葉の間隔は広めでその葉の形状は細長く葉先は尖っている。花の形はイチゴの様でその花が鈴生りに花茎の先に連なる。
葉は比較的もぎやすく、葉挿し成功率も高い。
生育タイプ:春秋型
生育適温:10~28℃(仮)
耐寒気温:-1℃(仮)取り敢えず最低気温-4℃を耐えてくれた
日照:7/10(仮)冬場は西日以外ほぼ1日中日が当たり、夏場は直射日光は余り当たらないが反射光がよく当たる場所に置いているが今の所問題ない
水分要求度:3/10(仮)下葉がちょっとシオっとしたくらいで水を上げるぐらいで良さそう
肥料要求度:3/10(仮)少しは有ったほうが良さそう
2021年1月24日~
冬に葉挿しからスタート。水張った器にラップを張って、葉の株元の方だけをラップに切り込みを入れて差し込んで根が出るまで放置。
時々水の交換しながら発根を確認後、セルトレイに針金をU時に曲げたピンで固定して植え付け。土は鹿沼土の細粒のみ使用。その後セルトレイでの管理は土が乾けば底から水が出るまでやって、また乾くまで待つの繰り返し。
芽が出て直径が3cmくらいになった辺りで植え替え。根の育ち具合が見たかったので直径5cm程度の透明のプラコップに穴を空けて鉢代わりにする。根が直射日光でやられないようにカバーに白い紙コップを使用してみた。土は今回も鹿沼土の細粒のみ。鉢が透明なのは根の成長を見ることが出来るのも良いけど、土の乾き具合なんかも見れるのが水やり頻度を考えるのに良いように思う。水やりは透明のプラコップの内側の縁に小さな水滴が付くのがほぼ無くなったら、鉢底から水が出るまでやった後、ラーメンとかの湯切りをするような感じで水切りして鉢内がぱっと見、土が湿ってるだけ(鉢底の方に水が溜まってない)の状態にするの繰り返し。途中からマイガーデンベジフルが有ったので3粒程度鉢の表面に置いてやったら成長が良くなった。でも、苔が付きやすくなった。まぁ、苔も嫌いじゃないので良し。ただ、肥料を求めて根が表土の方に出てきたりしたので肥料は土の中に入れたほうが良いのかもしれないが、肥料分が少なすぎるからわざわざ上の方まで根を伸ばしてくるのかもと考えると単純にもう少し肥料を足してやって程良い肥料濃度になるところが根を伸ばしてほしい場所になるように調整してやれば良いのかもとか色々考えさせられる。答えはまだない。
株の直径が鉢より大きくなった頃にプレステラ90型に植え替え。土は鹿沼土の細粒のみにしようか迷ったが、自分で配合した土を使ってみることにする。配合割合は鹿沼土細粒4、鹿沼土小粒3、ボラ土小粒2、もみ殻くん炭1、珪酸塩白土1。夏を迎えるのでなるべく蒸れないようにしたつもり。これにオルトランDXとマグァンプK中粒を10粒ほど混ぜて植えつけ。今回マイガーデンベジフルからマガァンプKに肥料をチェンジしたのはマイガーデンベジフルのリリースコントロールテクノロジーって温度が高いほど肥料の溶出が多くなる性質が多肉ではマイナスに働きそうな気がしたから。基本的に植物は肥料を成長期に多く必要とするけれど、この子の生育旺盛期は春秋タイプとのことで、夏場はどちらかと言うと成長が緩慢になるそうなので、そうなるとその夏場に肥料分が最も多くなるのは如何なものかと考えたから。秋の植え替え時期にやるにはマイガーデンベジフルでも良いんだろうけどね。管理は朝日は直射で当たるが真夏の昼間は明るいが間接光で当たる軒下に置くことにした。うちの中では特等席にあたるのではなかろうかと思う。水やりはそれなりに株も大きくなったので下葉がちょっとシオっとした辺りで鉢底から流れ出すまでやってから軽く水切りをするのを繰り返した。
2021年12月15日~ 写真1点
秋頃の葉焼け組と同じ環境に置かれたのにも関わらず余りダメージを受けなかった。強光に対して他の子より強いのだろうか?キレイ!可愛い!増やしたい!!のに葉っぱもぎにくい形。株分けしようかとも思ったけど、現状の株姿が結構好きなのでこのまま育てていきたい気持ちが勝ってる。今季の冬を乗り越えたら春には4号か5号のスリット鉢に植え替えたい。大きくなーれ。
2022年3月8日 写真3点 植え替え+株分け プレステラ90型モスグリーン➡プレステラ105型白×2
植え替え前。
増やしたい気持ちが上回って株分けすることにした。現状の株姿は好きだけど、大きくなるにつれて窮屈そうになっている気がしたのも株分けすることを決めた一因。単頭にすれば本来のロゼットの形状も見れるし、保険株も出来て、葉挿し用の葉ももぎやすくなるし良いんじゃないかと思う。
作業内容:植え替え(鉢増し)+株分け プレステラ90型モスグリーン➡プレステラ105型白×2
まず土を丁寧に落として、根を軽く整理した後に株元のチェックをして出来る限り切断面が小さく切り分けられる所からライターで炙って殺菌消毒したデザインナイフで切り分け、枯れ葉を取り除いて軽く形を整える程度に葉をもいだ。
それぞれにだいたい均等に根を残すことが出来たので、それぞれの根を長さ5cm程度に切り詰めてから20分ほど置いて切り口が軽く乾いたのを確認してから植え付けた。植え付けの際はできるだけ傷口に土がつかないように気を使いながら作業を行った。
もいだ葉はもちろん葉挿しにした。葉は比較的もぎやすかった。
水やりは切り口を一旦しっかり乾かしてからにしたかったので7日後からスタート。
鉢:10.5cm白プレステラ×2
土:基本用土(育成)
肥料:それぞれの鉢にマグァンプK中粒をそれぞれ人差し指と親指で3つまみ土(下層)に混ぜ込んで使用
使用薬剤等:オルトランDXを土(上層)に混ぜ込んで使用
植え替え後その1。
株分けに加えて葉ももいだので結構小さくはなってしまったけど葉を伸び伸び広げられるスペースも出来たのでこれからの季節ぐんぐん大きくなってくれると思う。今は楕円形に歪んだロゼットだけどそれもこれから成長する中で段々解消されていくと思う。
この子の置き場所は今までと同じところに置くことにした。
植え替え後その2。
こちらもやっぱり楕円形のロゼット。2頭がおしくらまんじゅうしていた姿はそれはそれで均衡が取れて良い感じに見えていたけど、切り分けてみると結構歪んでみえるものだなぁ。
この子は置き場所を建物東側のベランダに移した。
2022年4月13日 写真2点 花芽の様子
株分けしてから1ヶ月ちょっとで株分け前にお互いの頭が圧し合って歪んでいたロゼットが何事もなかったかのように整った。花芽がビヨーンビヨーンと伸びまくって株の元気さを物語っているようにも感じる。でも、元気を出しっぱなしだとやっぱり弱るだろうから今年は花芽はカットする予定。来年からは花芽を1~2本残して交配なんかを楽しませて貰う予定。
イチゴみたいな形状の花が鈴生りになっていて可愛らしい。このタイプの花が1番好みかもしれない。
2023年11月20日 写真2点 成長の様子
株分け後、楕円だったロゼットがすっかり丸く初めから単頭だったかの様な株姿になった。大きくなってくれたし、株分けしたどちらの株も元気ではあるのだけれど色味が以前に比べて毒々しい感じがする。肥料が効き過ぎているのだろうか?葉挿しで増えた株もあるしもうこれ以上生育を促進する必要も特に無いのであとは可愛く育つように肥料は少なめにして成長より可愛さに舵を切ろうと思う。
横から見ると子株がにょこにょこ顔を出している。葉挿しの成功率も割と高いし結構増えるな、この子。
2023年1月25日 写真1点 大寒波からの避難
24日から10年に一度と言われる寒波がやってきて最低気温はマイナス4度まで下がるとの予報が出ていたので、冷え込みが酷くなる予報の前の24日の昼から防寒対策をすれば良いと思ってそれまで寝ていたら、寝ている間に雪が積もって防寒対策は手遅れになった。今更どうしようかと迷ったものの一部の多肉は室内に取り込むことにした。
取り込んだついでに撮影。写真のこの子は建物東側のベランダに置いてある方。
でっかく、可愛くなった。これ以上大きくしなくても良いかな。丈夫だし、葉挿し成功率も高いので増えまくり。
使用資材等