基本情報
眠り姫 エケベリア属
おらいさんのミックスベリアNo.032。
子株が沢山出て群生しやすく比較的丈夫なので小株を外して挿し芽で簡単に増やせる。
葉挿しの成功率も悪くない。
花茎は株のサイズからすると太めの花茎が上を向かってびょんっと伸びた後かなり急な放物線を描いて下向きに花を付ける。長さは普通くらいの印象。花茎に付く葉は船底型で結構大きめで葉挿しとして使えそうな印象。花の付き方は総状花序で蕾は萼の大きなイチゴっぽい。
生育タイプ:春秋型
生育適温:20~28℃
耐寒気温:-1℃
取り敢えず最低気温-4℃(風の影響は受けにくい場所)を耐えてくれた
日照:7/10
夏の直射日光は無理そう
水分要求度:3/10
ちょっと下葉が萎ってしてから水を上げるぐらいで良さそう
肥料要求度:3/10
少しは有ったほうが良さそう
2021年3月21日~
葉っぱからの葉挿しでスタート。育苗トレイに鹿沼土の細粒のみを入れて、そこに葉の株元側が軽く埋まる程度に挿した状態にして、針金をU時に曲げて作ったピンで固定して他の葉挿しと集団で日陰にて芽が出るまで管理。葉挿し後は育苗トレイの高さの3分の1くらいが浸かるぐらいのバットに水を入れて、そこに育苗トレイを3秒浸けるという方法で底面給水させるというのを2週間に1回程度の頻度でやった。狙いは育苗トレイの表面までは水が上がって来ずに底の方だけ水っ気がある状況を作ることで土中の湿気を感知した葉挿しが水を欲しがって根を伸ばそうとしてくれれば良いなってのと、土の表面は水でベチョベチョにならずに不要な菌の繁殖を抑えるため。結果は良くも悪くもなく普通のやり方と対して成功率は変わらないように感じた。ただ、まとめて水やりできるので頭から水をかけたくない場合はアリかなと言った感じ。土が余分に要るのでセルトレイにピン留めして挿すほうが芽が出るまでの管理としては良いかもしれない。
芽が出た後は、育苗トレイなので土の量がそれなりにあるし、ある程度の大きさまでこのまま育てるかとも思ったが、根があまり張ると植え替えが面倒になりそうな気がしたので、株が直径2cmくらいの時に6cm白スリットポットに植え替えた。土は基本のブレンドの土。これにオルトランDXとマグァンプK中粒を4粒入れてかき混ぜたものに植え付けた。水やりは5日後から土が乾いて3日したらちょろっと水やりするのを繰り返した。
2021年12月15日~ 写真1点
眠り姫の特徴通りすでに群生する気満々のお顔立ち。控えめの爪がお可愛いこと。しかし、来春にまた植え替えをするか悩むサイズ。まぁ、来年のことは来年考えるか。まずはこれからの冬を如何に乗り越えるかの方を考えねば。
2022年5月28日 写真2点 花芽の様子
1つの頭に1本ずつ株のサイズからすると太めの花茎が上を向かってびょんっと伸びた後かなり急な放物線を描いて下向きに花を付ける。長さは普通くらいの印象。花茎に付く葉は船底型で結構大きめで葉挿しとして使えそうな印象。
花の付き方は総状花序で蕾は萼の大きなイチゴっぽい。株が弱るのを防ぐ為に撮影後花芽はもいだのでどんな花が咲くかは分からない。
2022年11月14日 写真2点 花芽の葉の葉挿し苗の植え替え 6cm黒ポリポット➡︎セルボックス
花芽に付いた葉からの葉挿し苗。6cm黒ポリポットに葉挿し用土を入れそこに8枚ほど挿したと思うけど成功したのはこの子だけ。発根したものは幾つかあったけど発芽までは辿り着けずに枯れていった。成功率は低かったものの花芽に付いた葉からなので1つとは言え成功してくれてラッキー。
セルボックスに今年新しく作った葉挿し用土のみ使用し植え付け。土の下層にマグァンプK中粒を軽くひとつまみ混ぜ込み、土の表層部にオルトランDXを混ぜ込みそこに植え付け。根量はあまり多くは無かったが、まぁこのサイズの株なら何とかなるだろうと思う程度なので大丈夫だと思う。土の栄養分は以前の葉挿し用土に比べると豊富なので根付いてくれさえすればいい感じで大きくなってくれるものと期待している。
2023年4月8日 写真4点 株分けと植え替え 6cm白スリットポット➡︎6cm白スリットポットx2、セルボックスx4
6cm径の鉢に所狭しと小株を吹かせている。
子株達もロゼットが一つ一つしっかりしていて良い感じ。
株を鉢から抜いて土を落として小株を優しくもぎ取ってから荒れた断面をデザインナイフで整えてから切り口に発根促進剤のルートンをまぶしつけ、根が十分に付いてきた左下の株だけは切り口を保護剤のトップジンMペーストを塗ってから植え付けた。
写真右下の株だけは同じ茎から頭を出していたので2頭の状態で植え付けることにした。
植え付け後。根がしっかり付いていた株にだけ化粧石で飾りつけた。葉挿し用の葉はこれだけあれば3つくらいは十分根付いてくれるだろうと思ったのでもいでいない。
置き場所は化粧石を敷いたものは今までと同じ場所で、もう一つのスリット鉢に植え付けたものは建物東側のベランダに置き、セルボックスに植え付けたものはしっかり根付いたことが確認できるまでは朝10時ごろまでしか直射日光が当たらない、ほとんどの時間が明るめの日陰になる場所に置いて様子を見ることにした。
作業内容:株分けと植え替え
鉢:6cmスリットポットx2、セルボックスx4
土:6cm白スリットポットには小苗用土を使用し片方には土を鉢のウォータスペースを示す段差の線のところまで入れてから鉢のふちギリギリまで化粧石を敷き詰めた、セルボックスには小苗用土を50%鹿沼土細粒25%ボラ土細粒25%程度の割合で混ぜ合わせたものを使用
肥料:マグァンプK中粒を土の下層に混ぜ込んで使用
使用薬剤等:オルトランDXを土の表層に混ぜ込んで使用、株分時の切り口にトップジンMペースト、ルートンを使用
使用資材等