基本情報
月下美人 パキフィツム属
別名:見返美人、月下美人
パキフィツムらしい肉厚の葉に白粉を纏う。ウォーターマークっぽいものも確認できた。幹立ちするタイプのようで重心が高くなる。成長するにつれて脇から子株を出して多頭になっていく。春秋の成長は早く、冬や夏は成長は鈍るもののそれでも少しづつ大きくなっている。ある程度大きくなってからの方が成長スピードが早い様に感じる。今の所特に調子を崩したこともなく割と強い光にも耐えたりとかなり強健な品種っぽい。
葉が密に重なり合うタイプの子ではないので葉と葉の間に水が溜まりにくく雨晒し耐性がややある様に感じる。
葉はもぎやすくポロッと簡単にとれて、葉挿しは簡単な方だと思う。
月美人とは別品種。
生育タイプ:春秋型
生育適温:12~28℃(仮)
耐寒気温:-1℃(仮)取り敢えず最低気温-1.5℃は耐えてくれた
日照:7/10(仮)建物東側のベランダ(夏は午後1時位まで日が当たりその後は明るい日陰になる場所で夏以外はもう少し長く日が当たる)に置いているけれど今のところ特に問題は無さそう
水分要求度:3/10(仮)下葉が少しシオっとしたぐらいで水を上げるぐらいで良さそう
肥料要求度:3/10(仮)少しはあったほうが良さそう
2021年1月16日~ 葉挿しスタート
葉挿しスタート。育苗箱に鹿沼土の微粒だけを敷き詰めてそこに葉の株元の方だけ土が被る程度に横向きに挿した。根が出てくるまで水をやらずになるべく暖かく明るいところで管理。根が出てからはさっと水をやる、5日ほどおく、またさっと水をやるのを繰り返した。芽が出てからも水やりは同じように管理したが、置き場所は春の間までは日の当たるところに移した。
夏前に株の直径が2cmくらいになったので6cm白スリットポットに植え替え。土は小苗用土を使用し、土にマグァンプK中粒3粒とオルトランDXを混ぜて使用した。掘り起こした根についた土はなるべくキレイに取り除き、簡単に取れる根はとってから植え付けた。その後1週間してから水やり開始。土が乾いて下葉が少しシオっとしたあたりで底から水が出るまでしっかり水やりするのを繰り返した。置き場所は冬場は西日以外ほぼ1日中日が当たり、夏場は直射日光は余り当たらないが反射光がよく当たる軒下。
秋ごろにお日様が中々出ない日が続いた後晴れ間が出た時に1日中日に当たるところに置いていたが、他の子に比べると比較的ダメージは小さく葉はシオっとしたものの葉焼けまではいかずに他のダメージを受けた子と同様に養生(株全体を冷やすようにシャワーで水をかけて日陰にて扇風機で風を一晩あてて、その後しばらく半日陰で様子見)したらまた葉はハリを取り戻し回復した。その後は元の置き場所に戻した。
秋の植え替え時期に今の鉢では重心が高くなってしまい時々転がってしまう様になったので植え替えた。鉢は7.5cm白スリットポット、土は小苗用土を使用した。根鉢を半分残る程度に軽く崩して鉢の中に移して配置を整えながら根鉢と鉢の間から土とオルトランDXを混ぜたものを入れ途中にマグァンプK中粒も8粒放り込んでおいた。土が鉢の縁いっぱいまで入ったら鉢の周りを軽く叩いて落ち着かせながら株の位置を微調整し、沈んだ分の土を再度補充して植え替え完了。水やりは3日後から開始し、土が乾いて下葉が少ししおっとしたら水やりをする様にした。
年末に置き場所を建物東側のベランダに移した。
冬の間は寒さ対策にリキダス2000倍希釈駅を水やりを兼ねてあげる様にしている。
2022年5月7日~ 写真1点
秋の植え替え後から成長スピードが増した様に思う。また置き場所をベランダに移してから白粉の量が増えたようでウォーターマークっぽいのが出てきてくれてちょっとカッコ良くなった。この子はベランダの方がいい感じに育ってくれている様に感じる。半雨晒しになっても日当たり良く、風通しが良い方がこの子には合っているのかもしれない。
使用資材等