エケベリアにわっちが使用する、又は使用予定の基本の土について、配合割合と配合する土の性質や使用する狙い等を書き留めていきます。栽培地は福岡です。
エケベリアは、まだ育て始めて日が浅いので段々配合割合などを育ち具合などから替えていく予定です。
替えた場合は替えた理由と共に随時更新する予定ですが、以前の配合等の記録も消さずに残しておくことにします。変更があれば随時更新予定。予定ばっかだな。
種まき用土
種まきに使う土。
種まき用土2021年12月版
バーミキュライト 細粒のみ
雑菌の心配が少なくふかふかと柔らかいので根が低ストレスで伸びてくれることを期待。水を上からかけたくないので鉢底から上手いこと吸い上げてくれるのも助かる。その上で断熱性が高いので急激な環境の変化の影響を緩和してくれることも期待。保肥性もあるので植え替えるまでにもう少し大きくしたと思ったとき薄い液肥なんかで成長を促進するにも都合が良いのではないかと思い選択。
元より雑菌の心配が少ない土ではあるけれども、一応熱湯をかけて殺菌した後十分に熱が冷めた後に種まきをしてそんなに悪い結果はでていないし、カビも今の所出ていない。
バーミキュライト単用なのは種の発芽は環境さえ整えば起こるものと思うので、発芽さえさせれば最初のうちは種の中の栄養素だけで事足りるだろうし、足らなければ薄い液肥の類で補えば問題は起こらないものと思い、なるべく単純なものにしたかったから。あとは、小苗用の用土なりに植え替えてやれば済むと思う。
葉挿し用土
葉挿しに使う土。鉢サイズで言うとセルトレイ128穴~2号鉢くらいのサイズ用の土。
葉挿し用土2021年版(Ver.1)
ボラ土 細粒 4
鹿沼土 細粒 3
ココピート(目の細かいもの) 2
バーミキュライト 細粒 2
もみ殻くん炭 1
珪酸塩白土 1
ボラ土は排水性が良く、粒が硬く潰れにくいので水はけの良い状態を保ち続けてくれるので多肉植物の土の基本素材として適していると思う。ただこれだけだと水はけが良すぎて水持ちが悪いので、ココピートを混ぜて保水性と保肥性をアップさせつつ、余分な窒素を吸収してもらって軟弱に育つのを防ぎ、トリコデルマ菌に根の健康を守ってもらえたら良いなと配合。鹿沼土は排水性は良いものの乾いているときの水分の吸い上げ能力が高い多孔質素材なので土全体での水分量調節と通気性の確保の為に配合。バーミキュライトは保肥性と断熱効果による環境の急激な変化が起こったときの緩衝材になればと配合。もみ殻くん炭は保水性、排水性、通気性の効果もあるが、それよりも土壌水分の浄化作用と有用微生物の住処としての狙いが大きい。あと、他の植物なんかにも使っているけど使ったほうが割といい成績が出ているので、わっちが育てている植物には大体何となく入れてしまう。珪酸塩白土はミリオンだとかハイフレッシュとか言われている土壌改良材で、もみ殻くん炭の様に水の浄化作用があり、ミネラル分もあるためかぶ全体の健全性を増してくれることを期待。その他保温性なんかもあるので寒さにも少しは強くなってくれると良いなとの願いもある。こちらも鉢植えにはいつも少しは入れている、入れておくと何か良いよねって土壌改良材。なのでもちろん採用。
全体的に欲しくない雑菌が少ないことと排水性が良いこと、水やりした水が良い状態を保てることを意識した配合にしたつもり。葉挿しをしたり小さな鉢で育てるうちは粒が揃い目が細かい方が色々と使いやすいので粒度は全て細粒で統一。
葉挿し用土2022年秋版(Ver.2)
鹿沼土細粒5(微塵抜きしたもの)
ボラ土細粒5(微塵抜きしたもの)
バーミキュライト細粒2(微塵抜きした物)
市販の培養土4(5mm目の篩にかけて篩の目を抜けた物)
コメリで買ったソイルブーストって名前の微生物資材系?の有機物(繊維質の強めの堆肥っぽいやつ)2(5mm目の篩にかけて篩の目を抜けた物)
2022年に新しく配合した小苗用土との比較用に適当に混ぜて作った土だったが思いの外良さげな雰囲気がするので葉挿し用土として使ったり、水捌けの良い新しい小苗用土に混ぜて水持ちの調整などに使っている。春の植え替えに使うには100%この土を使うには夏越しに若干の不安を感じるものの、ボラ土の小粒などを混ぜたりすれば小苗用土として春の植え替えに使えたりもするんじゃ無いかと思ったりもする。状況によって水捌けを極端に悪くする微塵を丁寧に取り除いたのが結果的に良かったのかも知れない。
評価
使い勝手はいいのだけれど、ボラ土が葉挿しの根には少々硬すぎるのか発根した際に根が弾かれているような土に潜って行きにくそうにしているような印象を受ける。根を受け入れやすいもっと柔らかな素材に絞った方が良いのかもしれない。
小苗用土を使用するには少し小さいと感じるような苗を植え付ける際にこの土を混ぜて土の荒さを緩和させるのには良い感じ。
葉挿し用土2024年春版(Ver.3)
鹿沼土細粒3(微塵抜きしたもの)
赤玉土細粒2(微塵抜きしたもの)
バーミキュライト細粒2
ピートモス(酸度未調整)2
もみ殻くん炭 1
Ver.2でもまだ小さな葉挿しの根が土に入り込むには抵抗が大きいのか土に入っていけない根がその伸びる力を押し返されて葉が浮き上がってしまっているのを散見した。
今回はその点を解消するために土の柔らかさを重視した配合にしてみた。
今まで好んで主材として使用してきたボラ土は水捌けがよく硬くその性質が変化しにくいのは良いが、その硬さと重さが根が土に潜り込むのを妨げているのではないかと考え今回は使用しないことにした。
ピートモスには土をフカフカに柔らかくするのと、カット苗を水苔の上に置いて管理をするやり方が発根促進に思いの外効果的と感じる結果を出したので、同じく水苔を素材とするピートモスも良いんじゃね?phも近いしってことで採用した。
ピートモスは一度乾ききると水を吸収しにくくなる性質があるので、吸水性の良い素材も混合した方が良いかと思い、鹿沼土やバーミッキュライトだけでも事足りるかと思いはしたが、ダメ押しに赤玉土も配合に加えることにした。
混ぜ合わせた感じはかなりフカフカで柔らかい感じの土になった
この土は水持ちが良すぎる事が予想される為、葉挿しの極初期にしかこの葉挿し用土だけで使用することは想定しておらず、成長の段階に合わせて小苗用土と混合して使用する予定。
小苗用土
まだ小さい子苗に使う土。鉢サイズで言うと2号~2.5号鉢くらいの鉢が似合う子用の土。
小苗用土2021年版(Ver.1)
ボラ土 細粒3 小粒2
鹿沼土 細粒2 小粒2
ココピート(目の細かいもの) 3
バーミキュライト 細粒2
もみ殻くん炭 2
珪酸塩白土 2
ボラ土は排水性が良く、粒が硬く潰れにくいので水はけの良い状態を保ち続けてくれるので多肉植物の土の基本素材として適していると思う。ただこれだけだと水はけが良すぎて水持ちが悪いので、ココピートを混ぜて保水性と保肥性をアップさせつつ、余分な窒素を吸収してもらって軟弱に育つのを防ぎ、トリコデルマ菌に根の健康を守ってもらえたら良いなと配合。鹿沼土は排水性は良いものの乾いているときの水分の吸い上げ能力が高い多孔質素材なので土全体での水分量調節と通気性の確保の為に配合。バーミキュライトは保肥性と断熱効果による環境の急激な変化が起こったときの緩衝材になればと配合。もみ殻くん炭は保水性、排水性、通気性の効果もあるが、それよりも土壌水分の浄化作用と有用微生物の住処としての狙いが大きい。あと、他の植物なんかにも使っているけど使ったほうが割といい成績が出ているので、わっちが育てている植物には大体何となく入れてしまう。珪酸塩白土はミリオンだとかハイフレッシュとか言われている土壌改良材で、もみ殻くん炭の様に水の浄化作用があり、ミネラル分もあるためかぶ全体の健全性を増してくれることを期待。その他保温性なんかもあるので寒さにも少しは強くなってくれると良いなとの願いもある。こちらも鉢植えにはいつも少しは入れている、入れておくと何か良いよねって土壌改良材。なのでもちろん採用。
全体的に欲しくない雑菌が少ないことと排水性が良いこと、水やりした水が良い状態を保てることを意識した配合にしたつもり。葉挿し用の土と違うのは鹿沼土とボラ土の粒度に小粒のものも入れるようにしたこと。細粒だけの時に比べ小粒のものが入ることで土中内の環境に若干のばらつきを持たせて根にどちらの環境がより好みか選択出来るようにするのと、土の量が少し増えるので少し排水性を上げてやるのが狙い。
小苗用土2022年春の植え替え用(Ver.2)
ボラ土 細粒4 小粒2
鹿沼土 細粒4 小粒2
ココピート(目の細かいもの) 2
バーミキュライト 細粒3
もみ殻くん炭 1
珪酸塩白土 2
小苗用土の2021年版をベースに考えてみて排水性を向上させ更に水持ちを悪くして乾きやすい辛目の用土にしてみた。梅雨と夏の蒸れ対策に水やりの回数が増えても乾きやすくなるように保水性の高いココピートともみ殻くん炭をそれぞれ減らしてボラ土細粒、鹿沼土細粒、バーミキュライト細粒を増量した。小粒の方ではなく細粒の方のみ増量した理由は細粒でも排水には問題が無く表面積が増えるので土自体の乾燥にはその方が好都合なのではないかと考えたから。土の目が詰まって排水性が低下するのを防ぎたかったので粒度の最小のものをなるべく細粒程度の粒度で揃えたかった為、今回は珪酸塩白土を篩いにかけて細粒程度のサイズのもののみを使用することにした。もみ殻くん炭とココピートは分解され目が細かくなりやすいけれど構成割合が少ないのでこれぐらいは大丈夫なんじゃないかと思う。
小苗用土2022年版秋の植え替え用(Ver.3)
調整ゴールデン粒状培養土 6
鹿沼土 細粒 1
ボラ土 細粒 2
バーミキュライト 細粒 1
珪酸塩白土 0.5
使用素材の使用理由など
調整ゴールデン粒状培養土は、ゴールデン粒状培養土の花・野菜用を2mm目の篩にかけてバーミキュライトを大体(完全にでは無い程度)取り除き他の粒に比べ大きすぎる軽石も取り除いたもの。
今回初使用のゴールデン粒状培養土は有機物をペレット状に焼き固めて作っているようで粒が非常に硬く思いっきり摘んでみても中々壊れないほどだった。この硬さは先日購入したペレット状の赤玉土を思わせるもので耐久性が良さそうで非常に好感触だった。加えて有機成分を含むため成長の促進にも期待が持てる。この粒が気に入ったので本当はこの粒だけをサイズ違いで販売してくれたらなぁとか思う。加熱消毒されているので病原菌の心配がないのも良いなと感じたのでこの素材をメインに使う事にした。ただ、ちょっとお高いのが難点。
鹿沼土細粒。水の吸いが良く排水性も良いのが使用理由。一旦先に水をサッと吸い取った後他の素材に染みていく様な感じを期待。他の素材に比べると耐久性が劣るので割合は少なめにした。
ボラ土細粒。排水性の良さと粒が硬く耐久性が高いので使用。水の素通り防止とその耐久性で土の物理性を保ってくれるのを期待。
バーミキュライト細粒。水の素通り防止と保肥性の向上を期待して使用。篩にかけてまで取り除いたのに足すのか?と思わなくもないけど要は量の問題。土の体積辺りの割合は半分以下ぐらいになっていると思う。水持ちもこれくらいの割合なら問題ないんじゃないかと思う。
珪酸塩白土。水の浄化とミネラル補給役。今回の土では有機物役だったココピートはゴールデン粒状培養土の粒が受け持つのでOK。水の浄化役の籾殻くん炭は粒が崩れやすく今回の最低粒度を保つのには不適切だったので排した。この珪酸塩白土もそれほど耐久性は高くはないが籾殻くん炭よりはマシなのでこちらを使用する事にした。でも使用割合はやや少なめにする事にした。
この土の狙い
今年は夏の間にそれなりの数の株(1割弱)がジュレたりして調子を崩した。今年の夏が暑かったと言うのもあろうが以前の土を植え替えの際に見てみると土の粒度に想像以上にバラツキがあった。それが植え付けの際に使用した部分の土の混合割合や水やりの際の鉢内での水の流れなどの影響か層状に粒の細かい土が集まって水はけを悪くしている印象のものがあった。逆に粒の細かいものが殆ど流れ尽くしたようなものも有りそういったものは水持ちが極端に悪くなっていたようで同じ様に水やりをしていても思った様に水が吸えなかったのか株の成長が悪い様に見受けられた。
そこで今回使用する土は全て2mm目の篩にかけて微塵を取り除いたもののみを使用することで、粒度の最小単位を揃えることで鉢ごとの水捌けの悪さの最低値を底上げする事を試みた。また、生育途中で土の粒が壊れてしまってはその意味がなくなってしまうので、できるだけ粒の形状を保つことが期待される素材を多く使用した。
水持ちにについてはわっち自身が水やりを好む性格であることからあまり保水性は求めない事にしたが今回使用した調整ゴールデン粒状培養土のみの場合、土の保水性自体は特に気にならなかったものの問題は排水性の良さであった。排水性というより土が水を吸うより前に流れてしまう殆ど素通り状態になってしまう事だった。調整前の培養土にはバーミキュライトが体積辺りで2割程度入っておりその状態だと培養土の粒が水を含むだけの時間をバーミキュライトが稼いでくれる様だった。とは言え培養土のままの状態だとわっち的にはどうにもバーミキュライトの割合が多く気に入らなかったので、その割合を減らしつつ良い塩梅の水の抜け感になるように心掛けた。
評価
基本的に結構良い土だと思う。株にボリュームが出やすいし水捌けも十分。ただ、水捌けが十分とはいえ雨ざらしではちょっとキツい印象で特に暑い時期は下葉がジュれてしまっているのを散見する。簡易的にでも雨避けできる環境なら特に問題は見られない。
性能的には悪くない仕上がりだと思っているが、土の主材のゴールデン培養土が結構お高めなので使用割合を半分くらいにしても問題ないのでは無いかと思う。バーミキュライトはもう一回り大きいものの方が良いかもしれない。
小苗用土2023年対夏用(Ver.4)
ボラ土 小粒 4
鹿沼土 小粒 4
軽石 小粒 4
ペレット赤玉土 小粒 4
籾殻くん炭 1
※籾殻くん炭以外の土は全ての土を2mm目の篩にかけて微塵抜いて、大き過ぎる粒は1cm目の篩にかけて取り除いたものを使用。
使用素材の使用理由など
ボラ土 小粒
水捌けが良く、硬く粒が潰れにくい為安定して水捌けの良さを保ってくれるので使用。
鹿沼土 小粒
水捌けが良く、その上で吸水性が良くてしばらくは水を含んでいてくれるので使用。土の乾き具合が色で分かりやすく、水を吸うときのジューって音もまた良い。
軽石 小粒
水捌けが良く、かなり硬くて潰れにくく、粒の粒度が比較的揃っていて使いやすそうなので使用。
ペレット赤玉土 小粒
本当は硬質赤玉土でも良かったのだけれど、近所のホームセンターに置いてある硬質と書いている赤玉土は摘んでみると簡単に崩れてしまって本当に硬質か?と思うレベルだったのでこちらを使用。他の素材が保肥力が乏しいので混ぜてみることにした。
籾殻くん炭
珪酸塩白土の代わりに使用。根腐れ防止を期待。
この土の狙い
兎に角水捌けよくて水が鉢内で滞留しないように気相の確保をしつつ、吸水はしても乾燥しやすい土を目指してみた。雨に降られて土が湿っても空気が通るからどんどん蒸発していって早い段階で乾く。んで、乾くついでに気化熱で冷える夏に強い土になってくれてると嬉しい。少々保肥力が足らない気もするけど夏用なら別に問題ないと思う。秋の植え替えの時や小さな苗を植え付けるならこの土をベースに葉挿し用土なり市販の培養土なりを混ぜて使うのもありかもしれないなぁと思う。
評価
雨ざらし環境下では雨が続くと土が湿りっぱなしになることはどうしても避けられないが、水捌けは良いので根が蒸れてしまうことはあまり無いようで土が原因で蒸れてダメになることは少ないように見える。
逆に雨が少なかったり、すると薄葉の品種や少し水を好む品種では下葉に枯葉が出やすいのでそこはこまめに見回って水分を補ってあげた方が良い感じがする。
液肥や活力剤をあげる場合は底面給水であげないとほぼザルなので無駄に流れていくことになる。
こまめに観察して丁寧な水やりができるなら大体のエケベリアはこの土でいけそう。ゴールデン粒状培養土の粒を1〜2割混ぜれば株にボリュームも持たせられそうな気がする。
小苗用土2024年対夏用(Ver.5)
調整ゴールデン粒状培養土 1
鹿沼土 小粒 1
ボラ土 細粒 1
軽石 小粒 1
使用素材の使用理由など
調整ゴールデン培養土(ゴールデン粒状培養土の花・野菜用を2mm目の篩にかけてバーミキュライトを大体取り除き他の粒に比べ大きすぎる軽石も取り除いたもの)
有機物をペレット状に焼き固めて作られていて、粒が非常に硬く思いっきり摘んでみても中々壊れない。
使用1年以上が経過しても粒がしっかりしていてまだまだその性質を維持できそうな感じで排水性、通気性を永く保ってくれると思われる。
加えて有機成分を含むためか多肉がかっちりむっちりした株姿になりやすい傾向を感じる。
焼き固めて作っているので病原菌の心配がないのも良い。
全部これでも良いような気もするけれど、そこそこお値段が高いので効果を十分に感じられる範囲で、できるだけ使用割合を減らしたくもある。
取り敢えず25%から試す。
鹿沼土 小粒
水捌けが良く、その上で吸水性が良くてしばらくは水を含んでいてくれるので使用。
土の乾き具合が色で分かりやすく、水を吸うときのジューって音もまた土が水を吸っているかを知るのに都合が良い。
ボラ土 細粒
2mm目の篩にかけて残ったものを用いた。
水捌けが良く、硬く粒が潰れにくい為安定して水捌けの良さを保ってくれるので使用。
軽石 小粒
水捌けが良く、かなり硬くて潰れにくく、粒の粒度が比較的揃っていて使いやすそうなので使用。
この土の狙い
ゴールデン培養土の有機物ペレットを半分以上の割合で使用したVer.3で育った株がムッチリしっかりとした感じになったように思えたので、その性質が活かせる範囲内で使用割合を減らして土にかかる費用を抑えたい。そして出来ることなら植替えの頻度も減らしたい。ってことで取り敢えずゴールデン培養土の使用割合を25%程度まで減らしつつ、調整ゴールデン培養土のみではちょっとなぁと感じるところをである乾燥しきっているときは中々吸水しない点と排水性が良すぎて水を上げても素通りしていってしまう点を改善するような配合にしてみた。大きすぎる土と土の隙間をボラ土の細粒である程度塞ぎ、乾燥はしやすいが吸水性は良い軽石や鹿沼土に一旦水を含ませてその水をゴールデン培養土に染み込ませていくイメージである。
評価
結果待ち中
基本用土(育成)
それなりに育った株に使用する土。まだ大きくしたい時に使う。鉢サイズで言うと3号鉢~4号鉢サイズに使う土
基本用土(育成)2021年版
ボラ土 細粒2 小粒3
鹿沼土 細粒1 小粒3
ココピート(繊維質が交じるもの) 3
バーミキュライト 細粒2
もみ殻くん炭 2
珪酸塩白土 2
ボラ土は排水性が良く、粒が硬く潰れにくいので水はけの良い状態を保ち続けてくれるので多肉植物の土の基本素材として適していると思う。ただこれだけだと水はけが良すぎて水持ちが悪いので、ココピートを混ぜて保水性と保肥性をアップさせつつ、余分な窒素を吸収してもらって軟弱に育つのを防ぎ、トリコデルマ菌に根の健康を守ってもらえたら良いなと配合。鹿沼土は排水性は良いものの乾いているときの水分の吸い上げ能力が高い多孔質素材なので土全体での水分量調節と通気性の確保の為に配合。バーミキュライトは保肥性と断熱効果による環境の急激な変化が起こったときの緩衝材になればと配合。もみ殻くん炭は保水性、排水性、通気性の効果もあるが、それよりも土壌水分の浄化作用と有用微生物の住処としての狙いが大きい。あと、他の植物なんかにも使っているけど使ったほうが割といい成績が出ているので、わっちが育てている植物には大体何となく入れてしまう。珪酸塩白土はミリオンだとかハイフレッシュとか言われている土壌改良材で、もみ殻くん炭の様に水の浄化作用があり、ミネラル分もあるためかぶ全体の健全性を増してくれることを期待。その他保温性なんかもあるので寒さにも少しは強くなってくれると良いなとの願いもある。こちらも鉢植えにはいつも少しは入れている、入れておくと何か良いよねって土壌改良材。なのでもちろん採用。
全体的に欲しくない雑菌が少ないことと排水性が良いこと、水やりした水が良い状態を保てることを意識した配合にしたつもり。小苗用土より更に鹿沼土とボラ土の小粒のものの割合を増やし排水性、通気性を上げて、土の量が増えても水の乾くまで時間がかかり過ぎないように調整。
基本用土(完成株)
完成株に使う土。もうこれ以上大きくする気がない時に使う土。鉢サイズで言うと4~6号鉢サイズに使う土。
基本用土(完成株)2021年版
ボラ土 細粒1 小粒3
鹿沼土 小粒4
ココピート(繊維質が交じるもの) 3
バーミキュライト 小粒(2~6mmぐらいのサイズのもの)2
パーライト 中粒(5mm前後のもの)2
もみ殻くん炭 2
珪酸塩白土 2
ボラ土は排水性が良く、粒が硬く潰れにくいので水はけの良い状態を保ち続けてくれるので多肉植物の土の基本素材として適していると思う。ただこれだけだと水はけが良すぎて水持ちが悪いので、ココピートを混ぜて保水性と保肥性をアップさせつつ、余分な窒素を吸収してもらって軟弱に育つのを防ぎ、トリコデルマ菌に根の健康を守ってもらえたら良いなと配合。鹿沼土は排水性は良いものの乾いているときの水分の吸い上げ能力が高い多孔質素材なので土全体での水分量調節と通気性の確保の為に配合。バーミキュライトは保肥性と断熱効果による環境の急激な変化が起こったときの緩衝材になればと配合。パーライトは保水性、排水性、通気性が有り、焼成して作るので雑菌の心配も少ないのと、土の量が増えてくると重さも多少は気になってくるので少しでも軽くするのと、土のバラエティーを増やすために配合。もみ殻くん炭は保水性、排水性、通気性の効果もあるが、それよりも土壌水分の浄化作用と有用微生物の住処としての狙いが大きい。あと、他の植物なんかにも使っているけど使ったほうが割といい成績が出ているので、わっちが育てている植物には大体何となく入れてしまう。珪酸塩白土はミリオンだとかハイフレッシュとか言われている土壌改良材で、もみ殻くん炭の様に水の浄化作用があり、ミネラル分もあるため株全体の健全性を増してくれることを期待。その他保温性なんかもあるので寒さにも少しは強くなってくれると良いなとの願いもある。こちらも鉢植えにはいつも少しは入れている、入れておくと何か良いよねって土壌改良材。なのでもちろん採用。
全体的に欲しくない雑菌が少ないことと排水性が良いこと、水やりした水が良い状態を保てることに加え環境の変化による影響の緩和を意識した配合にしたつもり。基本用土(育成)より更に鹿沼土とボラ土の小粒のものの割合を増やし、バーミキュライトも今までのものより大粒のものを使うことにより排水性、通気性を上げて、土の量が増えても水の乾くまで時間がかかり過ぎないように調整。更にパーライトを加え土の軽量化を図るとともに、土のバラエティーを増やしつつ、保温性を上げ環境の変化による影響を抑えることを狙ってみた。このサイズになると株自身もある程度安定しているだろうし、蓄えておける水や養分も多くなるだろうから、如何にそれを守りやすいかという環境変化の影響を緩和することにウエイトを置いた配合にしてみた。
使用資材
ここでリンクされているものは実際にわっちが使っているメーカーの同商品ってわけでは有りませんが、性質的には大差ないものと思います。リンク先から買ってもらえるとそりゃ嬉しいですが、別にそんなに珍しい資材は使っておりませんのでホームセンターなんかを見に行けばあると思いますから、あーこういうやつねという参考程度に見ていただいて結構です。ソフトシリカとゴールデン培養土はネットで買っても良いかなって感じ。