最近気に入って齧っていた干しイチジクが無くなってしまった
1kgあったはずなのにどこに行ってしまったのだろう
先日植え替えた直後の多肉を踏みつけにしたであろう猫たちに説教をするも
聞く耳を持たず食べ物をねだってくる始末
悲しい事はつづくものだ
去年から自分でもイチジクを挿し木から育て始めて
今年実をつけているが中々熟してくれなくて我慢できずに手を出した干しイチジクだったが
酸味と甘味のバランスが良く干し具合も干し柿程度の半生感があって
香りも良く種のプチプチした食感も好みの当たり商品だった
いうて干しただけなのにこの旨さとかわっちに食べられるために進化してきたのだろう
干しイチジクの種からでも芽が出るというような話を聞いたので育てて
自分でも干しイチジクをつくってみようかとも思ったのだが
この手の干しイチジク用の品種はスミルナ系とか呼ばれる品種が多く
それらは受粉しなければ実らないらしい
はぁ?イチジクは漢字で無花果というぐらいで花なんぞないやんけ
と思っていたらなんと実の中のあのぐちゃぐちゃつぶつぶした部分
(何か他に表現の仕方があったのだろうが表現力がないのでご勘弁)
あれが花なんだそうだ
上の写真は後日、自分で育てているイチジクの熟す前の実を切った断面。成程こうやって見ると花っぽく見えなくも無いなって感じ。(2021/12/14写真追加)
成程、種だけ実の中に何であるのかわからなかったけどイチジクは
実の中に花を咲かせる(?)らしい
つまり花の蕾だかなんだか分からんのがうわっと詰まってる実を食べていた訳である
香りが良いのがこのせいなのかはわからないけど勝手に納得した
でも、枝からもなんかいい匂いがするんだよなぁ
と、それはさておき、これを受粉するってこんな訳の分からん花の付け方していたら
蜜蜂とか受粉できないじゃんと思ったら
なんとイチジクを受粉させる専門業者的な蜂がいて
その名も「イチジクコバチ」!もう、まんま。ド直球ヒネる気皆無
と、このイチジクコバチさんがイチジクのおしり(?)のとこの穴から入っていって
受粉させる
自然スゲェ!発想が訳分からん!なのにきっちり需給を満たし合ってる!!
と、こんな感じでイチジクは見事受粉して実を実らせるわけですが
このイチジクコバチさんが日本には生息していないそうでスミルナ系は
育ちはしても基本実はならないので
種から干しイチジク計画は潰えてしまったのでした。
悲しいことは続くなぁ
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