鉢植えで色々育てていると必ずと言っていい程出くわす難敵
それがコガネムシの幼虫
成虫の方はまぁ、ほたっとってもそれ程大きな問題にはならないのですが、
幼虫の方は要注意です。
見つけたら即死んで頂いてます。スミマセン。
でも、本当に幼虫の方は洒落にならない被害を鉢植えに与えます
わっちがこいつに一番初めにしてやられたのは、園芸に興味を持ち始めた頃に育てていた
ミニバラでした。どんどん元気が無くなっていって水をやっても、活力剤をやっても
回復せず何でだろうと思っていたら、風の強い日にミニバラの地上部だけが
吹き飛んでいるのを発見することになってしまったのです。
んな馬鹿なと鉢植えの方を見ると鉢植えは飛ばされずに元々の位置にあるので
余計に不思議に思い飛んでいったミニバラをよく見ると根がほとんど付いていません
根腐れしたのかなぁと思いながら土の中をほじくってみると
子供の頃育てていたカブトムシの幼虫の小さい版みたいな奴らがワラワラと出てくるのです
調べてみるとそれがコガネムシの幼虫であることが分かりました
そして、こいつらが植物の根を食い荒らす農業的には大害虫であることも分かりました
子供の頃は劣化版カブトムシみたいな感じで割と好ましく思っていたのですが
園芸を楽しむ上では厄介なことこの上ない困ったちゃんであることを知り印象がガラッと変わりました
そんなコガネムシの幼虫
これまでもずっと、うちの鉢植え達にやらかし続けてくれていたのですが
これまで多く発生していたのはブルーベリーの鉢植えでした
ブルーベリーは10号鉢を最大サイズとして使っていたので植え替えの際に見つけたら
取り除くとか、鉢ごと水に浸けて窒息させたりして対応してきて
それでなんとかなっていたし、最悪ダイアジノン粒剤という農薬を使えば駆除可能なので
それ程神経質にならなくても良いかと思っていたのですが
此度イチジクの鉢植えからも発見されることになり、なんとも困ったことになりました
イチジクはカミキリムシなんかがヤバい害虫候補として挙がっているのでその対策として
ビワ(コンパニオンプランツ)の鉢植えを近くに置いて様子を見ていますが、
今の所被害は見当たらずやり過ごせているようです。
ですが、あまりイチジクの害虫として書かれているのを目にしなかったコガネムシの幼虫が
発生してしまい、見つけた分は取り除いたのですが、
多分まだまだ土の中に居るんですよねぇorz
今の所大きな被害は見当たりませんが、何らかの対処が必要です
イチジクの鉢植えはブルーベリーに比べ随分大きいので植え替えるのは大変なので
出来ることなら農薬で対処したいのです
ダイアジノン粒剤は植物の根から吸収されない浸透移行性のないタイプの農薬なので
割と安心とふんでいるのですが、なんとこの子適応作物にイチジクが無い
と、言うかイチジクのコガネムシの幼虫に対応した農薬が見つからないorz
天敵線虫を用いた生物農薬があるのですが、こいつもブルーベリーには登録があるけど
イチジクには無いorz 無いと使っちゃマズイんですよねぇorz
食用植物だからその辺は気を使わないとよろしくないですからね
んーまいったな。あとは椿油粕を肥料として使ってサポニンの作用で窒息を狙うかな
結局物理的に予防するのが面倒に見えて一番手っ取り早いのかもしれません。
鉢表面を不織布や鉢底ネットなどの資材で覆ってやって成虫に産卵をさせないようにする。
これ以上の繁殖を防ぎながら、土中の幼虫の数を減らせるようになんやかんやしながら、
見つけたら即駆除をする。最悪剪定後に根の整理と兼ねて植え替えも考える。
今のところこんな作戦しか立てれません。何かいい方法無いかな。
後手に回ると中々に厄介ですね。
しかしまぁ、このコガネムシも人から見れば厄介な部分があっても
地球的には生命の循環の為には無くてはならない子なんでしょうね
そんな子に、「いらん雑草の根だけ喰んで生きていってくれませんかねぇ?」
とか自分の都合を押し付けたがるわっち。こいつも中々厄介な奴です。